眠り姫

微妙・・・。「12月のベロニカ」が物凄くよかっただけに期待していたら肩透かしを食らった。
短編集なんだけど7本し中2本が傑作で2本が普通3本が駄作。
駄作があまりにもつまらなかった。ハードボイルな探偵ものなんだけどハードボイルなキャラはよくでていた。
だがそれだけだった。お話がぜんぜんすかすか。雰囲気だけの探偵もの
で、逆に素晴らしくよかったのが表題作の「眠り姫」。
一言ので言えば眠ってしまう病気の話なんだけどやっぱり切なかった。
「さよならアーカイブ」は、読書好きなら一度は考える、読書感想文の宿題を存在しない本で書き上げる話。
着眼点が面白いね。駄作2本と傑作2本で間をとった評価となりました。
評価★★★/5

眠り姫 (富士見ファンタジア文庫)

眠り姫 (富士見ファンタジア文庫)