魔王の憂鬱

あらすじ
魔王は憧れていた。いつか、人々を救う勇者が現れ自分と戦っているくれることを。そこで、魔王は異世界から勇者を召還して戦うことにしたが召還された勇者が女子高生だった
感想
読み終わって思ったのはこれは本当に新風舎大賞を受賞作品なのだろうか?たしかに、アイディアは面白かったと思う。魔王が勇者と戦う茶番劇を繰り広げられるところも軽い文体も良い点だろう。
だが、終盤がいただけなかった。突然、ファンタジー世界から一遍してSFになるんだけど説得力の欠片もなく一行でこうだと言い切ってしまって読者は納得する以外に方法がない。
あと、登場人物がお気楽な割りには重い設定がありそれに対しての心情とか描かれていたらもっと登場人物に人間味がでてきたんじゃないかと思った
評価★★/5

魔王の憂鬱 (新風舎文庫)

魔王の憂鬱 (新風舎文庫)